ヘンケルのタイピンが壊れてしまった。
ヘンケルの象徴の人が2人並んでいる
とてもシンプルなデザインの物である。
折れてしまったから、たぶん、もう直らないだろう。
もうだいぶくたびれて、
メッキなどはとうにはがれ落ちていたのに、
何となくこのタイピンが好きで、
もう十数年も毎日使っていた。
これはずっとずっと昔、社会に出て1年目に、
有るデパートのヘンケル金物売り場の人に頂いた物である。
販売促進のための物だったが、
「これいい!下さい。」といったら、
2つ返事で快く頂いた物だった。
このころは青春そのものだった。
今から考えると、つらいことも多かったが、
つらいことこそ、いい思い出としてよみがえってくる。
もう一度、きつく、
また楽しかったあの日に返れたら・・・。
・・・でも、精神的には、ちっとも成長していないのは、
どういうことだろう。
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