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「春のワルツ」

 

今回のクールでは、ドラマの早期打ち切りが2本も出ました。
フジテレビの韓流ドラマ枠が情報バラエティになるなど、ドラマ好きにはさみしい限りです。

 

 

「春のワルツ」イメージフォト

↑「春のワルツ」イメージフォト

 

最近、韓流ドラマ「春のワルツ」というドラマにはまりました。
全20話のドラマですが、当初は全くつまらなかったです。
これが週1回の放送だったら、2回目からは見ていなかったでしょう。
しかし、韓流シリーズの放送枠で、「冬のソナタ」を毎日放送していて、ビデオを録溜めしていたのですが、「冬のソナタ」が終了しても、その次の「春のワルツ」を自動で録っていました。
1、2回を見て、そのままにしていたのですが、1、2回に伏線(謎、ちょっと気になる事)をいっぱい張っていたので、もうちょっと見てみようということで、4話まで、ブログの記事を書きながら、片手間に映像だけ流していました。
すると、次第に魅力的になり、6話目からは見終わっても、HDから消せないほどでした。

(ここからは、内容にもふれますので、見てみたい方は、以下の記事を読まない方がいいです。)

 

 

幼なじみの初恋の人を忘れることの出来ない男女が、本人とも知らずに、反発し合いながら、やがて愛するようになるという定番のドラマです。
定番ですが、いままで見たこともない設定です。
記憶喪失という定番のアイテムを使わないで、幼なじみであることがわからないという設定をうまく作っています(まず、二人とも名字が違っています。両親も居ます。実の両親ではないのですが、、、)。

また、この男の父親が、貧乏な母親からヒロインの病気の手術費用を持ち逃げし、それが原因で、母親が事故で亡くなってしまうという、悲惨な物語です。
しかし、それ以後も悲惨な生活を余儀なくされたヒロインが、貧乏ながら、プライドを持って、明るく生きているという設定が見事です。
悲惨なことは、過去の想い出や、夢の中に閉じこめています。
実は、ドラマは現在から始まり、過去の出来事がフラッシュバックで流れます。
現在では、男は有名なピアニストになっていて、ヒロインは(貧乏ながら)造形の美術コンテストで優勝し、ヨーロッパ旅行をプレゼントされているという設定です。

 

劇中の人物が、徐々に二人の関係がわかって来るというのは当然ですが、視聴者にも少しずつ、過去の膨大な伏線が明かされてゆくのです。
このシナリオには参りました。

2人の正体がお互いにばれそうになっても、うまくばれません。
その正体も、他人に(言葉で)ばらされたわけでもないのに2人だけの場面で1人だけが知ってしまう。
相手が会いたかった娘だとわかっても、自分の正体は明かせない。
そのせつなさの表現が絶妙です。

設定については、「天国の階段」を超えました。
実は、8話くらいから、18話くらいまで、1日で見てしまいました。

最初は全くおもしろくなかったドラマが、一級品になることもあることを知ったドラマです。
ちなみに、韓国では視聴率がふるわなかったそうです。
序盤が、地味で魅力がなかったからでしょう。

 

 

 

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